俺のブルースが聴きたいか?
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俺様、野田コージ。前にも話したが、素人童貞だ。
趣味は出会い系。これだけ聞くと、相当ダメな人間だと思われるかもしれないが、上智卒の一流商社マンだ。
ヒラ社員だけど。
いま狙っているのは、短大生のマユコ(19)
使ってるサイトは完全無料のサイト。
彼女は「年上の相談相手募集」なんてカキコしてた。
彼女にメールを送って以来、うまいことメル友関係を続けている。知り合ってから、かれこれ1ヶ月くらいか。
進展は、全く無い。キスもセックスも食事も無い。というか、まだ会えていない。
どういう具合に誘ったらいのかもわからない。素人童貞はダテじゃないのだ。
どうする? 悩んだ末に、同僚に相談してみた。
こいつは、OB訪問してくる、就活中の女子大生を食い散らかしている最低のやつだが、女の扱いに関してはタダ者じゃないのだ。
同僚:「なに??俺のブルースが聴きたいか?」
ブルース??
同僚:「『会おう』とか言えないんだろオマエ?でもな、女には、いくらアタマ下げたっていいんだよ。最終的にヤレればいいんだからさ」
そんな割り切れるわけねーだろ?俺はおまえじゃないんだ。
お馬鹿な女子大生に、「会ってほしい」なんて、誇り高き俺様が言える訳がない。
同僚:「じゃあさ、いい手がある。誰かにプレゼント買わなくちゃいけないから、選ぶのを手伝ってくれないかって頼むんだよ。キャバとかでも使えるテクだから覚えときな」
ふむふむ。。
同僚:「で、買い物が終わったら、お礼にメシ奢って酒がんがん飲ませて。」
ふむふむ。。
同僚:「酔ったらどんな女も開放的になるわけよ!」
こんなかんじか?→
同僚:「あとはそのまま怖気づいて何もしないのか、一気にハメてしまうのかは自由だーーー!」
それがいいたかったのね。
う~ん・・・たしかに悪くない。俺のプライドも傷つかないし。でも、ほんとにやれるの?OK出るのだろうか?探りのメールを出してみた。
「母親に誕生日プレゼントを買いたいんだけど、どんなのがいいかな」
「ちっちゃなお鉢に入ったお花とか、帽子とかだれでも似合うのだったら、ハズレはないんじゃない?」
僕って趣味が悪いから、何を買ったらいいか、いつも悩んでしまうんですよ・・・。
「もしよかったら、一緒に選んでくれないかな」
送った後に恐ろしい後悔が襲ってきた。なんつーもんを送ってしまったんだ!出会い系サイトで知り合った男とホイホイ会うか?
自分の下心なんて透け透けに見通されているに違いない。
返信を待つ時間が異常に長く感じられる。嫌われたかな・・・もう終わりなのかも・・・。
およそ1時間後、俺が絶望に打ちひしがれているときにマユコからメールが返ってきた。
「返信遅れてすみません。コウジさんが突然ビックリするようなメールをくれるから・・・」
やっぱりか、ごめん!!!
「で・・・考えてたんですが、もし私なんかでよければいいですよ!」
え?おっけー??マジ??? うおーーーーー!
[野田コージ]
