イクーーーー!
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新宿駅の東口で出会い系サイトで知り合ったマユコを待つ。
彼女とこうして会う日が本当に来るとは少し不思議で照れくさい感じだった。
初めて会う彼女はほんわかして、とても好印象だった。「待ちました?」って俺のことを気づかう彼女。
彼女の顔を見たとたん「今来たところ」とつい言ってしまった。

かわいい・・・。
母親にプレゼントを買うって口実で設けた今日のデート。
彼女との会話は、今までのメールのやり取りを反すうすることから始まった。
商品を選ぶことでなんとか話は持ったが、そうでなかったら30分で会話は終わったかもしれない。
ま、俺はしがない素人童貞だ。このくらいはしょうがない。それでも時間が経つ毎に、徐々に俺達は打ち解けていった。
結局、母親のプレゼント用に買ったのは黒い帽子。一番無難なヤツだ。
時刻は夕方、付き合ってくれたお礼に夕食をごちそうすることにした。
前日に調べておいた居酒屋に彼女と入る。お酒が進むと勢いがでるのか、遠慮ない質問も彼女にぶつけることができた。
「私、最近まで付き合っていた彼氏がいたんですけど、出会い系サイトを使って浮気をしてて。頭きて別れた後、当てつけじゃないけど私もサイト使ってみたんです」
ちょっと、嫉妬する話だなぁ・・・。
「最初の方は『今からHしよう』とかそんな男の人ばっかりで・・・。もうやめようかってときにコウジさんからメールが入って来たんです・・・」
女心は本当に不可解だ。俺のメールのどこが、気に入ったのか。
たしかに、がっついてはいなかったかもしれないが、男なんて所詮下心は全開だと理解してるはずだ・・・。
この店に入って急に時間の流れが早くなった気がする。
時刻は11時半、もう帰らなくてはならない時間が迫っていた。決断が迫られる。ホテルに誘うか、誘うまいか・・・・・・・・・?
「あれーー??マユコじゃんよーー!なにしてんのよー!」
いきなり店に不釣り合いな全身ラッパーなボスキャラ登場!身長180センチは裕にある!穏やかでマジメそうなコにこんな友達がいるなんて・・。
どうやら地元の友達らしい。くっそーこんな大事な時に・・。
「ン??こちらひょっとして出川さん??うひゃひゃひゃひゃ!」
失礼な!!妻夫木だっつーの!!
「今から○○○達と久々に合流してクラブいくんだけどおまえもいく??」
「イクーーーー!」
えっ??ナニーー??今から俺とホテルでイク"んじゃないの!!
ただ一言「ごめんなさい・・」といい残し、ラッパーな学生連中とマユコは去っていった・・。居酒屋にひとり取り残される俺。
・・・・・・・・・・・・。
なんだこの展開!?
[野田コージ]
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