出会い体験リポート


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『息子呼ぶんですか!!??』
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前回の出会いサイトで当たったオトコはイケメンだけどちょっと痛い、"自称"巨根男……。

その後…その男からは「またデートしよう」という内容のメールが何通もきました。せっかくなかなかのルックスだったのにもったいないけど、粘着質すぎるのが致命的です。

女の子はだいたいそういったネバネバオトコ嫌いですね。

ご他聞に漏れず私もそうです。

それに過度な巨根アピール……。

巨根アピールするなら、セックスの上手さでもアピールした方がいいですよね?

多分このオトコはチンコの大きさだけでこの世間という大海原を渡ってきたわけですが、

今の格差社会はそんなに甘くはないんです!よってこの男はパスしました!

でも落ち込んでいるヒマはない!

身も心もイケてる本物のイケメンと出会うため、とっとと次の男のコマへと進まなければ!

というわけで、気を取り直して今回もさっそく出会いサイトで男を探す。

やはり20代ぐらいの同年代の男では、若すぎて落ち着きが足りない気がしてきた今日このごろ。

ここはひとつ、

「年上がいいだろう!」

と思い、今回はでおもいきり年上をターゲットに探してみる!

今までをふりかえってみると、

「自分から果敢にメールをよこしてくる男は、どうもろくでもない傾向」にあるので、今回は自分からプロフィールを検索し、 良さそうと思う男性に自分からアプローチしてみることにした。

出会い系をはじめて私は少し成長してきたわけです。

テヘ。

そんな中でふと目に止まったのが、

「オフィスが男ばかりなのでたまには 若い女の子と楽しくデートしたいな。35歳・自営業です。よろしくね♪」

想像図ではおそらく…落ち着きがあってダンディーで、お金も持ってて気が利いて話の仕方が上手で、レディーファーストを忘れない紳士……etc

うん! きっとそんな感じに違いないはず!そう思い、メールを出してみる。すると、

「メールありがとう♪ちひろちゃんは24歳なんだね。おじさんだけどいいのかな?よかったらお食事でもしましょう。明日あたりお時間ないですか?」

ちひろ「いいですね。ぜひよろしくおねがいします」 さすが自営業というだけあって、自由な時間をつくりやすいのか、話が早い♪

これからの時代は自営業です!

サラリーマンなんてモテません!(キッパリ) というわけで、早々に時間と場所を決め望みをかけて会ってみることに。

「明日楽しみにしてます。ぜひ一緒に楽しい時間を過ごしましょう♪」

とうとうこの企画もジエンド(^o^)/~~~~~

明日私は、白馬に乗った紳士的な男性に出会い、全面的にリードされ、なんだかムードあふれる非日常的な時間を提供され、恋に落ちてしまうわけです!


――翌日

7時に駅の時計の下で待ち合わせ…。

一応、紳士とデートとあって肩もちょっと出した、クリスチャンディオールのドレスをチョイスし気合十分の私。

どんな店で食事するのか楽しみ…すると後ろから…

「おっ! キミがちひろちゃん!?」

振り返るとそこには紳士的なスーツで、ダンディーでチョイ悪な王子様が……

……いない……

代わりにちょこんとそこに立っているのは、いかにも立ち飲み居酒屋でジョッキビール片手に焼き鳥でも食っていそうな今となっては逆にたぐいまれなる典型的なオヤジが一匹のみ。

オヤジ「ずいぶんべっぴんさんだねえ!こりゃ来た甲斐があったな!」

……。

全身にセンリツが走った。

やっぱこいつ!?ど、ど、どうしよう…まずとても35歳には見えない、かなり老けています。

これじゃヘタしたら親子に見えてしまう危険性さえある!

オヤジ「じゃあ居酒屋にでも行って軽く飲もうかぁ?♪」

焦っている私をよそにウキウキしながら上機嫌なオヤジ。

オヤジ「ここ意外にうまいんだよ!ねえちゃんオシャレなところしか知らないだろ」

そんなオヤジが指を指した先にある店は、居酒屋の「笑○」……

呆然自失となっている私の手を引きオヤジは得意顔で私を「笑○」へとエスコートした。

まさかこんな展開になろうとは…ものすごく貧乏くじを引いたことは 長井秀和じゃなくても、間違いない! しばらく自己嫌悪の念にかられ、さらにテンションが落ちる。

オヤジ「どしたの?ちひろちゃんおとなしいね?!」

Tシャツの袖から手をいれ脇の下を直にかきながらオヤジが私に言う。

「あんたのせいだ…」と言いたいところをグッとこらえる…。

こうなったらやけ酒でもせざるをえないので、ガブガブと飲みまくる。

オヤジは注文を頼むときも「ようようよう、おねえちゃん!」と、モロオヤジ特有の頼み方で本領発揮。

は、恥ずかすぃ?YO!

しかも店員に「水が臭い」とイチャモンをつけ始めるありさま。誰かこのオヤジを止めてくれ…。

サイトに載せるために写真が必要なので、「記念写真撮りましょうか」と、私が言うと、

「え??オレ写真苦手なんだよなぁ?!なんたってもうオジさんだからよ」と言って拒否するおやじ。

オヤジ「そうだ、オレの息子も呼ぼうか!? 紹介するよ!」

え!? 息子いるんですか?んでもって息子呼ぶんですか!!??

あたふたする私をおいてけぼりに、 オヤジは息子のケイタイに電話をしてしまいました……。

そしてわずか20分もしないうちに息子が登場! 機敏すぎです!

っていうか、

お前も父親の出会い系の現場に足なんて運ぶなよ!

いよいよ収拾がつかなくなってきた…。

息子の顔はオヤジそっくりで、それだけでなく服装も口調もおやじとよく似ている。っていうか、オヤジが35才だったら、いったいこの息子(推定20代後半)をいつ産んだのだろうか……。

もちろんこんなオヤジが、自分で墓穴掘っているのも気づくはずないのですが……。

そしてオヤジと息子と私のわけのわからない三人組で2時間ほどくだらない雑談会……。

話を聞けば息子もオヤジと同じ職場で働いているという……。

私のひきつり笑いも限界に達したころ、おやじが、

「このあとウチ来る!? んでちょっと飲もうよ!」

と…提案。

たぶんこの誘いに乗って行ったが最後、身の危険などは二の次にいつ帰れるのかわからない!

それにこんなバカ親子の妻、母になるほど私は人生捨ててはいないわけです。即座にそう察知したので「明日朝が早いんで…」と断る。

しかし…「大丈夫大丈夫、10分15分でもいいからさ」と、なかなかあきらめず、粘着質な性質をあらわにするオヤジ。

息子のほうも、このどうしようもない。

オヤジを止めるはずもなく一緒になって、

「いいじゃん、ちょっと飲もうよ!ねえ!」

と、親子でグルになり私を引き止めるありさま。こんな親の姿を見て情けないとは 思わないのかこの息子は!?

さすが血は争えないもので…まちがいなくこの2人は親子である。

居酒屋を出ても依然誘い続ける聞きわけがないバカ親子…。

「記念撮影でもしましょうよ?」と、なんとか話をそらして、バカ息子と一緒に記念撮影

……意味がわかりません。


↑ ムスコとのツーショット。露骨に私の顔、ひきつってます。

しかし、撮り終わるとすぐに、

「じゃあそろそろウチいこうか♪」

と、まったくあきらめる様子のないバカ親子一同…。

いいかげんそのしつこさに頭痛がしてきたので、「とにかくもう眠くて立ってられない!」と、わけのわからない理由で押し切り、逃げ去るかのようにダッシュでその場を脱出。

――そして翌日。

さっそくおやじからメールが入ってきて、「また今度ゆっくり飲もう♪」だって。

私は昨日だって「ゆっくり」飲めなかったのだ。

返信する気にさえなれなかった……。

というわけで今回は年上編ということではりきったつもりが、なぜかドカタのオヤジと会って、その息子まで来て、んでその息子と記念写真という収拾のつかない事態になってしまった。

次に期待をかけます。もう自営業はこりごりです。
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